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消防用設備点検費用の削減提案

神奈川県相模原市 2009年1月 調査・検討: (有)A tempo

マンション管理士として顧問をさせていただいているマンションの、消防用設備点検費用を、ご依頼により見直しています。

200戸程度で、消防用設備等は、消火器具、移動式粉末消火設備、自動火災報知設備、避難器具、連結送水管、非常コンセント設備、非常電源専用設備
が設備されています。

消防用設備点検の種類には、以下のものがあります。

 ■ 総合点検(1年に1回以上)    消防用設備等を作動又は使用することにより総合的な機能を点検します。  ■ 機器点検(6ヵ月に1回以上)    消防用設備等の適正な配置、損傷の有無などを外観から点検します。    また、その機能について、外観から又は簡易な操作により判別できる事項を    確認します。
消防設備

グラフ左は、総合点検2回/年を外注していますが、グラフ右は、総合点検1回/年のみ外注し、機器点検を外注していません。

この事により、費用を1/2程度に削減することが出来ます。

上記機器点検の趣旨に則り機器点検の点検内容を再考して、明確にすべきだと思います。
点検結果は、各設備の点検票を添付する必要はなく、別記様式第二の消防用設備等点検結果総括表及び別記様式第三の消防用設備等点検者一覧表を添付する足りるとする所轄消防が殆どです。
消防署の立入り・査察の場合、直近の総合点検報告書の提示が求められます。
機器点検の報告書が求められるケースは、今まで一度もありませんでした。

例えば、自動火災報知設備等の点検は、専有部分の感知器の作動試験が必要となります。
リモート点検方式でない場合、在宅を強要することになり、居住者の負担が大きくなります。
是非1回/年にすべきです。

エレベーター点検費用や、機械式駐車装置のメンテナンスコストにも言えますが、安全が何よりも優先します。
その上で、同程度の安全性を得るための経済性評価、居住者負担とのバランスを図る事が重要となります。
また、安ければ良い訳ではありませんので慎重な検討が必要です。


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コメント(1)

Lexus (2012年1月 1日 22:33)

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