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太陽光発電に欠かせないスマート・グリッド

米オバマ政権が、景気対策「American Recovery and Reinvestment Act(ARRA)」として、スマート・グリッド関連プロジェクトに110億米ドルの予算を計上して以来、スマート・グリッドと言う言葉が脚光を浴びています。

「スマート・グリッド」とは、直訳すれば「賢い送電網」ということです。 従来の送電線は大きな発電所から一方的に電力を送り出す方式でしたが、ピーク消費量に照準を合わせた容量の設定はムダが多いばかりでなく、送電網自体も自然災害などに弱く、復旧に手間取るケースが多かったのです。 このため、より分散されていて、消費者との双方向でのやり取りの余地があり、より進んだ電力使用測定システムを備えている送電網が望まれています。つまり、「賢い送電網」とはそのような特徴を備えている送電線と言えます。

 その最大の特徴は次の2点に集約できます。

1.停電や断線などアクシデントが起きたとき、送電線が自力で治癒できる
2.ソーラー・パネルなどで家庭や私企業が生産した電力を電力会社に売り返せる

日本においても、2030年までに現在の40倍(約5,300万キロワット)の太陽光発電導入を目指す政府目標を達成するには、送電網の技術革新が必要になるとされています。

電力業界は、既存の送電網で太陽光発電を1,000万キロワットまで受け入れ可能としていますが、これを超えると電力品質安定化のため、蓄電池の大量導入や補完電源などの電力システムの改善策が必要としています。

蓄電池.jpg

送電網の技術革新には、発送分離も必要と考えられているため、送電線網を手放したくない電力会社としては、躊躇したい面もあると思います。

電力10社は、太陽光発電の大量導入に備え、電力10社は太陽光発電が送電網に与える影響を調べる全国規模の実証実験に乗り出しました。

天候変化による太陽光発電の出力変動、送電網への負荷などを検証し、再生可能エネルギーと共存可能な電力系統の開発につなげる。

実証試験では、太陽光発電が大量導入されても周波数を一定に保つ制御技術確立に向けたデータを測定します。

実証実験は3年間で総額14億円。
国が半額を補助します。      NIKKEI NET2009/05
アメリカに比べると、予算額の面では見劣りしています。

でも、
情報技術(IT)の世界が、メインフレームシステムから分散処理システムへ劇的にリストラしたように、送電網の技術革新も劇的に進展しそうな予感がします。
言わば、電力網のインテリジェント化。

スマートグリッド.jpg
PVジャパン2009 日経Ecolomy より

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太陽電池携帯.jpg

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