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中古住宅にも履行法相当の保険制度導入
2009/10/01から新築住宅に対しては、住宅瑕疵担保責任履行法が施行されますが、中古住宅に対しても、来年度(2010年度をめどに)「新保険制度」を導入することを、国交省が先日発表しました。
任意ではありますが、新保険に加入すると、買ってから5年以内に雨漏りなど(特定住宅瑕疵)の欠陥がみつかれば、かかった補修費用を最高1000万円まで支払われます。
住宅瑕疵担保責任履行法の半分の規模です。基の住宅の出来不出来がリスクとなりますから、妥当なところでしょうか。リフォーム工事中の保険会社による耐久性・安全性に関する検査が、中古住宅の品質向上のために有益となります。
長期優良住宅の流通や、新規住宅着工数の低減には、欠かせない制度と思います。中古住宅の品質への不安を和らげ良質な中古住宅の流通を促す効果が期待できます。
日本の中古住宅の流通量は、米国の1/30程度とも言われております。
既存住宅の性能表示制度は、2002年から始まっています。
任意の制度で、一定額の評価費用が掛かります。
履行法での指定住宅瑕疵担保責任保険法人や各評価機関等が、この制度にも参入すると考えられます。
保険料は、検査料を含めて、10~15万円になると見られています。
新築住宅の対する履行法の保険料より高くなるようです。
加えて、中古住宅のリフォームについても、業者が提案した工事内容や費用が適正かどうかを別の業者らが事前に診断する制度を導入する・・・との構想もありますが、意味不明で実現には疑問が残ります。
リフォーム推進協議会にて 2009/06/18
巽会長のご挨拶 お元気で何よりです。40年前、不良学生の頃に単位を戴きました。
福山大学で、建築設備講座の講師をしていた頃にも、お世話になりました。
関連記事:既存住宅販売瑕疵保証責任保険(個人間) 長期優良住宅が標準仕様 住宅転売時の瑕疵担保責任期間 新築住宅とは 分譲・建売住宅建設における画竜点睛工事 大規模修繕工事にも履行法相当の保険制度導入
関連情報:住宅瑕疵保険が工事後でも加入可能に ケンプラッツ 2009/07/21
国交省は保険法人を担い手として、中古住宅向け瑕疵保険を普及させる構想を検討中だ。工事後の検査の方法を中古住宅に応用する方針を打ち出している。
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