今回マンション1階専有部をリノベーションします。各部段差を解消して、バリアフリーとしますので、ついでに住宅版エコポイントを取得します。
既存の和室と洋室は間仕切りと垂れ壁を撤去して大きな1室とします。全面を同レベルのフローリングで統一するので、この間にある段差は解消されます。
ユニットバス出入り口は現状開き戸で跨ぎ段差とレベル差がありますが、入れ替えるユニットバスは引き戸としてレベル差はなくなります。出入り口巾が拡幅されますので、通路等の幅を拡張する工事(ポイント対象)に該当します。
バルコニーへの出入り口掃き出し窓にある段差も、改修後の仕上げフローリングレベルを少しだけ上げる事で解消します。
こうすることで、フローリング下地のパーティクルボードとコンクリート床の間に、断熱材2.5m3を敷き詰めることが出来ます。
共同住宅の1階に限っては、断熱材2.5m3断熱材を床に敷設すると住宅版エコポイントを取得することができ、同時に施工するバリアフリー工事によりポイント加算することができます。
各所に手摺を設置していますので、相当のポイントを戴けます。
住宅エコポイント事務局が作成している住宅エコポイント申請書作成機能を利用して、申請書・即時交換申請書・即時交換申請書(振込口座登録用)を既に作成しています。
・・・・・後は工事が終わるのみです。
イメージのみの表示ですが、
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Before After 北側居室は今回触りません。
着色部分約45㎡に50mm(一部100mm)厚で断熱材を敷くと2.5m3となります。
D区分断熱材で1.5m3とする方が良いかも知れませんが、掛かるコストにほとんど差がありません。
断熱材の敷き込みに掛かるコストの大部分は工賃で、材工合わせてエコポイント分で納まります。
分譲マンションの場合窓は共用部ですので、ペアガラスへの交換はできません。クレセントがレバー式の場合内窓は設置しづらいものがあります。もちろん窓そのものの交換はできません。
外壁の断熱は、6m3(又は4m3)を張り込むのは容易ではありません。角部屋でもない限り、それ程の外壁面積はありません。
先日外壁へ断熱材を組み込みましたが、窓廻りの処理に工夫が必要となります。また、外壁へ大量に断熱材を組み込むと床面積が大幅に縮小となりますので、お薦めできません。
分譲マンションの場合、住宅エコポイントを取得しようとすれば、1階で床断熱を付加するか、最上階で天井断熱する他は無いと思われます。
もちろん段差解消等のバリアフリー化するだけでは、エコポイントの対象となりません。
修繕積立金による大規模修繕工事の一環として窓の断熱化工事をする場合は、管理組合がエコポイント制度を利用することが考えられます。
バリアフリー改修工事に対する所得税減税制度は、エコポイント制度と異なり断熱化工事を必須条件としていませんので、増改築等工事証明書を発行し、利用されるようお客様へお勧めします。
省エネ改修工事に対する所得税減税制度は住宅全ての窓の断熱化工事を必須条件としていますので、分譲マンションはほぼ対象外となります(大規模修繕工事を除いて)。
次回以降工事途中を載せます。・・・・お楽しみに。
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住宅エコポイントの申請をしました。
住宅エコポイント申請用の納品書
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予算規模 : 401.5億円 (15万戸程度の補助を想定)
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