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マンションの修繕積立金は適正ですか?

マンション管理士として顧問をしているマンションの修繕積立金が、100円/㎡程度なので、その値上げについての必要性が話題となっています。2回目の大規模修繕工事を間近に控え、あるべき姿についてアドバイスしようと思っています。100円/㎡程度は、70㎡の住戸では、7,000円程度となります。
そこで、国交省の「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」にご登場願う事にしました。
 

マンションのストック総数は約562万戸(平成21年末現在)、約1,400万人が居住する、我が国における重要な居住形態となっており、その数は着実に増加しています。
 マンションの良好な居住環境を確保し、資産価値の維持・向上を図るためには、計画的な修繕工事の実施が不可欠であり、そのためには、長期修繕計画に基づき、適正な修繕積立金の額の設定を行うことが重要です。
 一般に、マンションの分譲段階では、分譲事業者が、長期修繕計画と修繕積立金の額を購入予定者に提示していますが、修繕積立金の当初月額が著しく低く設定される等の例もみられ、必要な修繕積立金が十分に積み立てられず、修繕工事費が不足するといった事例も生じています。
 このため、今般、国土交通省において、新築マンションの購入予定者に対し、修繕積立金に関する基本的な知識や修繕積立金の額の目安を示し、分譲事業者から提示された修繕積立金の額の水準等についての判断材料を提供するために、「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」を作成しましたので、公表いたします。


この報道発表に際しての言葉は、管理組合へ申し上げたい事の120%が書かれておりますので、引用させていただくことにします。
ここでは、実際の84件の調査実例を分析した、修繕積立金の目安が発表されており、大変参考になります。機械式駐車場がある場合のその会計は別としています。

 

修繕積立金.JPG

マンションの修繕積立金に関するガイドライン  より 2011年4月 国土交通省
 

ご自分のマンションの修繕積立金は、どのあたりに位置しているでしょうか。
 
関連情報:「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の概要

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