2012年9月

高圧一括受電の導入

 マンション管理士として顧問しているマンションの理事会にて、高圧一括受電導入のプレゼンをしています。
 

高圧一括受電.JPG

高圧一括受電とは、集合住宅において、各世帯が電力会社と個別に結んだ受電契約を解消し、集合住宅全体で高圧の電力を一括受電する方式です。高圧の電力を一括受電して各世帯に分配することで、電気料金を引き下げる事ができます。
電気室内の電力会社所有のトランスと、各戸のメーターを取り換え、メインブレーカーを取り外します。
主な注意点は、
 ①総会特別決議後に全居住者の契約更改が必要となります。・・・これが大変
 ②1年に1度1時間程度、法定点検停電が増えます。
 ③5年~10年の最低契約継続期間があります。
そして、スマートメーターを使用して、電気料金は下がります。が、賃貸に出している区分所有者が多いマンションの場合、共用電気料金削減に回す例が多くなります。
 

チエーンによる雑排水管内の錆コブ落とし

写真.JPG排水管更生工事において、排水管内面の錆コブを叩き落とす道具を紹介します。チエーンを排水管内で電動にて高速回転させて錆コブを叩き落とします。サンドブラストでは、十分には落ちない為に考え出されたものです。

 

排水管を傷めることがありますので、この工程の後には、ファイバースコープで内面を点検します。錆びこぶの発達程度により穴が開く場合もあります。従って、外からも点検できるようにしなければありなりません。1階床下を点検できるようにしたのもこのためです。

関連記事:http://www.a-tempo.co.jp/blog/2012/08/post-386.php

雑排水立管ライニング工事手順

                  4階.JPG 

 

 

雑排水立管ライニング工事は、ライニングを挿入する所と引出す所のの配管切り離し、各階横枝管の切り離しから始めます。

 

 

 

 

1階.JPG

 

 

3階.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

エポキシ3.JPG

 

次にエポキシ材を調合して混ぜます。固まるまでの時間を計っての液の温度調整がノウハウとなります。

 

  

エポキシ2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

エポキシ6.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 エポキシ1.JPG

 

 

 

 混ぜたエポキシ材をライナーの中へ流し込みます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エポキシ4.JPG

 

 

 

 

ライナー材の内面へエポキシ材を均等にしみこませています。

 

 

 

 

 

 

ライナー2.JPG

 

 

 

 

エポキシ材を浸み込ませたライナー材を立管頂部から差し込んでいます。




大工と、配管工と、ライナー工との間でのチームワークが非常に重要になる工事だと思いました。

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