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マンション共用部設備のリフォーム

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チエーンによる雑排水管内の錆コブ落とし

写真.JPG排水管更生工事において、排水管内面の錆コブを叩き落とす道具を紹介します。チエーンを排水管内で電動にて高速回転させて錆コブを叩き落とします。サンドブラストでは、十分には落ちない為に考え出されたものです。

 

排水管を傷めることがありますので、この工程の後には、ファイバースコープで内面を点検します。錆びこぶの発達程度により穴が開く場合もあります。従って、外からも点検できるようにしなければありなりません。1階床下を点検できるようにしたのもこのためです。

関連記事:http://www.a-tempo.co.jp/blog/2012/08/post-386.php

雑排水立管ライニング工事手順

                  4階.JPG 

 

 

雑排水立管ライニング工事は、ライニングを挿入する所と引出す所のの配管切り離し、各階横枝管の切り離しから始めます。

 

 

 

 

1階.JPG

 

 

3階.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

エポキシ3.JPG

 

次にエポキシ材を調合して混ぜます。固まるまでの時間を計っての液の温度調整がノウハウとなります。

 

  

エポキシ2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

エポキシ6.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 エポキシ1.JPG

 

 

 

 混ぜたエポキシ材をライナーの中へ流し込みます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エポキシ4.JPG

 

 

 

 

ライナー材の内面へエポキシ材を均等にしみこませています。

 

 

 

 

 

 

ライナー2.JPG

 

 

 

 

エポキシ材を浸み込ませたライナー材を立管頂部から差し込んでいます。




大工と、配管工と、ライナー工との間でのチームワークが非常に重要になる工事だと思いました。

1階床下2重ピットへ入る為の点検口

点検口1.JPG 

排水管更生工事において、1階床下2重ピットへ入る為の点検口が何故か見当たらないので、開けています。結構厚いので1時間位かかりそうです。

 

マンションの1階の排水管は、通常立て主管には接続しないで、 別系統でしかもそれぞれに床下へ落とします。

 これをメンテナンスするために、床下2重ピットへ入る為の点検口が必要となります。

 

 

 

 

 

 

 

点検口4.JPG

 


 

 

 

 

 1時間かけてやっと開けた所です。粉塵が大量に発生しました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 raina-.JPG

 雑排水管の錆こぶを除去した後に、内面に貼り付けるライナーを準備しています。

 

雑排水横主管への合流箇所の確認

 築30年の賃貸マンションの雑排水管更生工事に先立って、横主管への合流箇所を確認しています。1階の雑排水は、個別に合流している事と、汚水は、屋外の枡まで分流となっていることが判りました。

横主管小.JPG

 

1階の住戸から、浴室等の排水を個別に排水すると、ファイバースコープにより、合流箇所の距離が判ります。

築29年マンション雑排水管の内視鏡写真

内視鏡写真.JPGお食事時であれば申し訳ありません。

築29年賃貸マンションの白ガス(配管用炭素鋼管)雑排水管の内視鏡写真です。

 


横枝管(写真上)
 

排水横枝管は専用使用有部に分類されますので、使用上の不注意による漏水が発生しますと居住者様自身の責任になりますし、配管の劣化による漏水が発生しまとオーナー様の責任になりますので、下階居住者様に対する損害賠償負担は高額になる恐れがあります。

 

立主管(写真下)


どちらも赤錆の発生や多量に付着物が管内に残存付着しており、著しい劣化状態でした。

 

関連記事:雑排水立管を切断しての内視鏡撮影

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