長期修繕計画

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長計作成ガイドラインを基にした2回目の見直し完成

     

国土交通省長計作成ガイドライン(平成206月)を基に、その標準書式を使って2回目の見直しが完成しました。

昨年2014年12月に自走式立体駐車場新設工事が竣工しました。この状況を踏まえ、前回2009年12月当職作成の長期修繕計画を基に、これまでの修繕履歴および決算実績や第20期予算案等を基にして、今後30年の長期修繕計画を更新作成してご提案・提出しています。     

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2009年10月02日のマンション標準管理委託契約書の改定により、長期修繕計画の策定は、業務内容の独立性が高いとして、管理委託契約とは別契約を原則としています。マンション管理士がこの業務を行わない場合、長期間に亘り長期修繕計画を見直さない管理組合が増加しているかもしれません。
なお作成費用は、1棟あたり 30万円 + 2,000円 *(X戸-60戸) としています。 
     60戸まで一律: 30万円     160戸: 50万円     260戸: 70万円       
となります。

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マンション管理適正化指針 二の5 長期修繕計画関連

(5)長期修繕計画の策定及び見直し等
 マンションの快適な居住環境を確保し、資産価値の維持、向上を図るためには、適時適切な維持修繕を行うことが重要である。
 特に、経年による劣化に対応するため、あらかじめ長期修繕計画を策定し、必要な修繕積立金を積み立てておくことが必要である。
 長期修繕計画の策定及び見直しにあたっては、必要に応じ、マンション管理士等専門的知識を有する者の意見を求め、また、あらかじめ建物診断等を行って、その計画を適切なものとするよう配慮する必要がある。
 長期修繕計画の実効性を確保するためには、修繕内容、資金計画を明確に定め、それらを区分所有者等に十分周知させることが必要である。
 管理組合は、維持修繕を円滑かつ適切に実施するため、設計に関する図書等を保管することが重要である。また、この図書等について、マンションの区分所有者等の求めに応じ適時閲覧できるように配慮することが望ましい。
 なお、建築後相当の年数を経たマンションにおいては、長期修繕計画の検討を行う際には、建替えについても視野に入れて検討することが望ましい。建替えの検討にあたっては、その過程をマンションの区分所有者等に周知させるなど透明性に配慮しつつ、各区分所有者等の意向を十分把握し、合意形成を図りながら進めることが必要である。
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関連記事:長期修繕計画の説明

長期修繕計画の見直し作成

  顧問をしているマンションの長期修繕計画の見直し作成をし始めました。6年前に引き続き2回目の作業になります。

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国交省の「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」に準拠して作成していますが、グラフ(青色)で分かる様に、途中の年度収支で必ず赤字になってしまいます。
経年20年から49年までの修繕金額の推定計算が終わった所です。


様式4-4号.JPG

右の方へ60年後程度までのコストデーターが作成されますので途中の30年間を切り取ってグラフ作成に利用します。
この時点でグラフは自動で作成されます。
現状の積立金額(赤色)は国交省案の金額よりも多いので、赤字になる年度はありません。今後収入金額の精度を上げて精算します。

マンションの修繕積立金は適正ですか?

マンション管理士として顧問をしているマンションの修繕積立金が、100円/㎡程度なので、その値上げについての必要性が話題となっています。2回目の大規模修繕工事を間近に控え、あるべき姿についてアドバイスしようと思っています。100円/㎡程度は、70㎡の住戸では、7,000円程度となります。
そこで、国交省の「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」にご登場願う事にしました。
 

マンションのストック総数は約562万戸(平成21年末現在)、約1,400万人が居住する、我が国における重要な居住形態となっており、その数は着実に増加しています。
 マンションの良好な居住環境を確保し、資産価値の維持・向上を図るためには、計画的な修繕工事の実施が不可欠であり、そのためには、長期修繕計画に基づき、適正な修繕積立金の額の設定を行うことが重要です。
 一般に、マンションの分譲段階では、分譲事業者が、長期修繕計画と修繕積立金の額を購入予定者に提示していますが、修繕積立金の当初月額が著しく低く設定される等の例もみられ、必要な修繕積立金が十分に積み立てられず、修繕工事費が不足するといった事例も生じています。
 このため、今般、国土交通省において、新築マンションの購入予定者に対し、修繕積立金に関する基本的な知識や修繕積立金の額の目安を示し、分譲事業者から提示された修繕積立金の額の水準等についての判断材料を提供するために、「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」を作成しましたので、公表いたします。


この報道発表に際しての言葉は、管理組合へ申し上げたい事の120%が書かれておりますので、引用させていただくことにします。
ここでは、実際の84件の調査実例を分析した、修繕積立金の目安が発表されており、大変参考になります。機械式駐車場がある場合のその会計は別としています。

 

修繕積立金.JPG

マンションの修繕積立金に関するガイドライン  より 2011年4月 国土交通省
 

ご自分のマンションの修繕積立金は、どのあたりに位置しているでしょうか。
 
関連情報:「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の概要

長期修繕計画の見直し業務

平成20年6月に国交省(国土交通省)により示された「長期修繕計画標準様式・作成ガイドライン」によれば、5年程度に一回長期修繕計画を見直すことを求めています。

と言う訳で、見直しました。全体.JPG

イメージのみの表示ですが、直近5年間を中心に12年間程度の修繕積立金会計の様子をグラフで示しています。

注意すべき項目について指摘説明し、コストデータをもとに各計画修繕工事金額についてチェックしています。

当面積立金額を増減する必要はなさそうです。

説明した後、ディスカッションに花が咲きました。

 

関連記事:マンションの修繕積立金

長期修繕計画の説明

顧問をしているマンション理事会にて、長期修繕計画(築14年目の見直し更新作成)の説明を行いました。
雰囲気しか公開できません。

長計H21縮.JPG

管理組合の修繕会計情報を、一点に集めることができました。満足しています。

現状の修繕積立金で大丈夫です。

問題山積の機械式駐車場については、撤去して自走式駐車場へ更新する事で予算措置をしています。
平置き駐車場と機械式駐車場が同じ台数分あるのですが、機械式駐車場の方で空きスペースが目立っています。
世の中、車の所有率は目立って低下しているようです。敷地面積に余裕の取れない都会では、車は必需品でもステータスでも無くなって来ているのではないでしょうか。

■ マンション標準管理委託契約書を改定/国土交通省( 2009年10月02日 ) 週間住宅

改定内容は、財産の分別管理について、従来の原則方式・出納代行方式・支払一任代行方式の分類を廃止し、「出納口座」「保管口座」「出納・保管口座」による管理に変更。管理会社が管理する金銭の保証契約の内容を盛り込んだ。長期修繕計画の策定は、業務内容の独立性が高いとして、別契約を原則とした。また、06年の宅建業法の重要事項説明項目の追加に伴う情報提供や、個人情報保護の規定なども追加した。
長期修繕計画の作成・見直し作業は、複雑な作業になり、管理委託料の範囲で賄えないため、別途に数十万円の請求をしている管理会社が多いと思われます。 実態に合わせた改定と推察されます。

逆の見方をすると、基幹事務経費の範囲で、5年に一度の見直しをしても、内容のある長期修繕計画は出来ないと言う事でしょうか。
長期修繕計画の中で、その作成費用を5・6年周期で見込むことになります。
今までも国交省ガイドラインに則り、当然そのようにしていますが。


関連記事:長期修繕計画作成上の注意点
関連情報 ■ 外装仕上の推定耐用年数 日経アーキテクチュア
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■ 長期修繕計画の修繕周期の例  国交省ガイドライン
長計 001.jpg

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