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とんかつの正しい食べ方
こんにちわたいらです。
今日は全世界待望、とんかつの正しい食べ方について解説したいと思います。
まぁ酔っ払った妙齢の巨人族があーでもねーこーでもねーのたまわってたから
ネタとして頂いたというのが実のところですはい。
最初に申し上げておきますが、揚げ足取り放題スタイルで書き連ねるくせに
私はチェーン店含めオーダーベースで揚げるとんかつ屋さんは大好きです。
そしてすり鉢胡麻セットが一緒に出てくると
ひゃっほーい!!ってその場で昇龍拳します。
すり鉢で胡麻コリコリプチプチすんの楽しいじゃないですか。
香りも上がってくるしセサミンとか栄養も取りやすくなる。たぶん。知らんけど。
まぁ胡麻をすり鉢であてますわな。
問題はその後でどうするのが正解なのか。
考えられるのは以下3種+亜種
①ソースの中に胡麻投入スタイル
②すり鉢にソース投入スタイル
③ソースをかけたあと胡麻ふりかけスタイル
日本食のお作法とお行儀の観点から大して詳しくもないのに徹底解剖。
①ソースの中に胡麻投入スタイル
これはソースが銘々で出て来なければそもそもスタイルとして成り立ちません。
テーブル備え付けの500ccくらい入りそうなソースの瓶に
胡麻を投入することも考えられないわけではないですが、
そのあと店員さんに衣付けてきつね色に揚げられても文句は言えません。
一義的にこれが正解であるかと思いきや
どうやってお行儀よく効率的にすり鉢の胡麻を残さずinto theソースするのかという
途方もなく厚く高い障壁が立ちふさがります。
刷毛やちっちゃい歯ブラシみたいなんがあれば何とかクリアできるかもしれません。
しかし我々に与えられた武器はすりこぎ、箸、爪楊枝くらいのもんです。
into theソースに1時間かけるか8割こぼすかの究極の選択です。DEAD or DEAD。
したがってこれは不正解ということにしておきます。
②すり鉢にソース投入スタイル
①に見切りをつけた多くの人民がここに着地しているかと思います。
しかしながらお作法的な面から言うとソースをすり鉢に入れるなんてもっての外。
混ぜ混ぜした後にとんかつ本体にかけるのがと正解とするならば
すり鉢が片口になってないとおかしいだろうが!と小一時間店員を問い詰めたい。
ここで亜種の登場。
すり鉢にソースを投入、ここまでは一緒なんだけど
とんかつにかけずにちょんちょん付けて食べるという
すり鉢にソース投入からのディップスタイル。
もうここまでくると日本料理としてのお作法なんて超越して
悲しいかなすり鉢はもはやSURIBACHIでしかありません。
「いっそメラミンにしてくれ」という悲鳴が彼らから聞こえてきそうです。
③ソースをかけたあと胡麻ふりかけスタイル
私はお作法で言うとこれが一番正しいと思っています。
そして食べる最中にも胡麻の香りを存分に堪能できる。
しかし残念ながら①と同じ障壁は現れる。
胡麻をすりすりしたのにあまりすられてない個体のみ喜んでとんかつにダイブしていく。
芳醇な香りを解き放たれたすりごま達はすり鉢を終の棲家として認識している。
すりこぎを使用してドラムロールの要領ですり鉢を叩く。
周囲への騒音に配慮して叩く箇所のできる限り近くを左手でミュートしていく。
しかし終の棲家ですから。35年ローン組んでる奴らの覚悟は並大抵ではありません。
すり鉢にたっぷりへばりついた胡麻達は言う。「ぶー!不正解ww」
というわけで私独自の観点からの正解は見当たりませんでした。
とんかつ屋さんは決して私のように偏屈な人間ばかりではないので
「好きにしてくれていいけど②か②の亜種でどうぞ」
というスタンスの場合が多いようです。
ディップはちょっとやだなぁ・・・
からしが逃亡しそうだし左手にはお茶碗持ちたいし。
繰り返しになりますが好きなように食べれば良いんですよ。
ただすり鉢とすりこぎという工芸品が登場するから私が一人悶々としているだけです。
今度とんかつ屋さんに行くことがあれば自分の殻を破って
ディップスタイルも挑戦してみたいと思います。
そこから新しい世界が広がるかもしれない。
でわでわ