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美容院難民 魂の叫び
こんにちはたいらです。
私が長年お世話になっていた美容師がド田舎に逃亡して開業しました。
めでたしめでたし。では済まされません。
今後誰がわしの髪を切るんじゃ。
衆議院も桜を見る会の話いつまでやっとんねん、と。
今後誰がわしの髪を切るんじゃ。
慎重に慎重を重ねて議論したまえよ、血税を垂れ流してな。
えー、今回「美容院はこうあるべきだ!!」の温度ではないです。
「ちょっと聞いてぇこないださぁ」の温度ですのであしからず。
私多少おしゃんてぃなおっさんでいたい願望はありますが
仕事で印象値を下げたくないのでカットとシャンプーしか頼みません。
で、青山とか原宿とか地面にお金払う気もないので予算せいぜい¥5,000かそこいらですよ。
そりゃおいしい客じゃないでしょうよ。
でももうちょっとさぁ、なんつぅか、その、アレじゃない?っていう愚痴。
皆さんご周知のこととは存じますが
こないだお打合せ前に出先で2時間位空きが出たじゃないですか、私。
こりゃチャンスだと。やるっきゃねぇと。
平日昼間だしそこらへんにウォークインブッコミでもなんとかなんだろ、と。
初回30%OFFの看板立ててる美容院でカウンター内の女子が3人くだまいてやがったから
おら、¥3,000のお客様が来てやったぞ、と。俺やで!と。
たいら「すみません、予約してないんですがシャンプーカットお願いできますか」
スタッフA「あ、はーい、ちょっと座っておまちくださーい」
スタッフAから歓迎ムードゼロ、スタッフB,Cは不動明王。
しもた、、、、これあかんやつや、、、
で適当に個人情報書いて渡したらおかんと電話してるテンションで
スタッフB「スタイリストとトップスタイリストからお選びいただけますが?」
たまたま空きがあってついた美容師さんが実はトップスタイリストでした、
次回からご指名の場合はこっちの料金になります。 ⇒わかる。
知らねえ店で知らねえ美容師と知らねえ美容師を
知らねえ会社内の知らねえ物差しで今すぐ選べってのか?
それが昨今の業界の常識なのか?
職業柄なのかわかんないですが足元を舐めるように見られて
「あなた意識高いんですか?上カルビいかがっすか?」
に聞こえたひねくれ者の私は、今年一番の笑顔で並カルビを注文しました。
聖母のようなほほえみで感じの良い適切な応対、カウンセリングを受けて
「ただいま+¥1,000でトップスタイリストを担当にお付けできますがいかがですか?」
だったら私は上カルビを注文していたでしょう。
そうゆうとこよ。サービススキルってぇのはよ。
席までアテンドされて
スタッフA「本日はどれくらいお切りしますか?」
たいら「普段スタイリングするときは分け目逆にしてトップ少し動くように切ってもらっているんですけど、2カ月くらい切ってないのでペチャってなっちゃうんですよ」
あ、ちなみにジェスチャー付きね?
たいら「横と後ろは刈り上げない程度で耳は自然に出る感じでお願いします。」
別におかしいこと言ってなくないですか自分。
でもちょっと事務的に、徒然なるままに伝えすぎてしまったのか、
見事にカウンターパンチを食らうたいら。
すまない、貴様が並カルビだったことを忘れていたよ・・・
たいら「細かいところはお任せするので全体的に3㎝くらい短くしてください並カルビ様」
並カルビA「泡立て程度のシャンプーでしたら料金内ですが+¥500でオーガニックなんたらを使用した特殊なマッサージをうんたらかんたら・・・」
たいら「わたくし泡立て程度のシャンプーとやらに目が無いものでして。」
並カルビを注文したゲス客に秘伝のタレをアップセルしたところで結果は見えているだろうがよ。
マニュアルの手順部分だけが独り歩きするとこうゆうことになる。
以降私は一生目を閉じふるさとに想いを馳せることに全集中しました。
結果として施術自体は可もなく不可もなくといったところだったんですが、
私はコストを最小限に抑えたにも関わらずあまり良くない気分で店を後にしたわけです。
店はことごとくアップセルに失敗して舌打ちしてたことでしょう。
なんつーか、私の感覚値だと美容院を選ぶポイントは
施術(美容師)7 : ハード+オペレーション 2 : 価格 1 くらいの比重なんです。
施術に関しては相性も好みもあると思うんですけど、
きっと誰でも髪の毛について多少なりとも悩みやコンプレックスを抱えていて
それを毎回伝えるのが億劫だからカルテとして蓄積しといて欲しい。くないですか?
襟足が右側だけクセっ毛で巻いてくるから内側バリカンかけて欲しい。
ハチが張るからちょっと長さ残してトップ遊ばせてバランスとりたい。
モミアゲうっすいから上から偽モミーを引っ張りたい。
いやこれ私なんですけど!あるでしょう皆さんにもこんなの!!ないですかそーですか!
カルテ取りに来てくれない、理解しようとしてくれないならもう行かないですよ。
話が合う合わないとか、眠いとき疲れてるときそっとしといてくれるとかはその次のステップ。
前の美容師さんは「今回どーします?」って聞かれて
「駅まで歩く間に声かけられる人数10人までにして欲しいんだよね、うぜぇから」
とか
「うーん、菅田将暉とメンディーを足して3で割ったところに吉田栄作を足さない感じかな」
とか抜かしてたら勝手にいつも通り切ってくれてた。もはやただの大喜利。
ハード+オペレーションはまぁ床とか当たり前にきれいにしてくれてれば。
蓋つきストローでアイスコーヒーとか出してくれると加点対象。
シャンプーの顔面ガーゼが嫌いだから遮光した部屋だと加点対象。
オートシャンプーは大幅減点対象。最近見ないけど。
価格は冒頭述べた通りですが前の美容師さん¥5,500くらいだったかな。
それでも¥3,000の今回に比べて倍以上満足度が高かった。
戻ってきてくんねーかな・・・
というわけで髪切るとき大事なのは箱じゃなくて人で選ぶこと!!ぼくわ!!
誰か小うるさいわしの髪を専属で切ってくれんかのぅ
でわでわ