HOME > たいらブログ > 時事ネタ・真面目な記事 > 施設運営業の苦悩
施設運営業の苦悩
こんにちわたいらです。
今日はタイトルにあります通り、自身も勤めていた施設運営会社の苦悩について
内側にいた時には言えなかったことを赤裸々に綴りたいと思います。
私の今のクライアントも施設運営業の会社がほとんどでえらいこっちゃなってます。
最新(2019.10-12)のGDP実質伸び率が年率換算で-7.1%との発表がありました。
基本的には消費増税による個人消費の落ち込みの影響が大きいのでしょうが
コロナの影響が跳ね返る次の3カ月はどうなってしまうんでしょうかね・・
都市圏にいる方々は駅周辺の閑散っぷりをみて実態経済の低迷を実感されていると思います。
事実、私の知り合いの税理士さんからも飲食店経営者の方々からの悲鳴が
たくさん届いているというお話がありました。
宿泊業についても同様で、自粛ムードの煽りを受けて客数減、単価減が直撃しています。
当たり前の話ですが、お客様が2割減って単価が2割落ちたら収入は36%下がります。
費用も連動減になるものの、知恵と気合と夢と希望を振り絞って20%が限界でしょう。
スキー場は雪が降らないとお客様来ないですし
ゴルフ場は雨が降ったらお客様ガンガン当日キャンセルしてきます。
何が言いたいかというと、
施設運営業というのは人災、天災に左右されやすい不安定な業種、ということ。
しかも一発のタイミングで消費者からコスパを評価されるシビアな業種、ということ。
それでいて酷いのが、「コロナ対策は大丈夫?」とか涼しい顔して聞いてこられる。
雪国に来るのに、「スタッドレスで大丈夫?」とか涼しい顔して聞いてこられる。
知らんがな。
そんなもん自己責任でしょうよ。
施設内で酔っ払って転んでケガした人間をなんで施設が面倒見なきゃならないの。
生肉や牡蠣食えば3回に1回は腹壊しますよ。それが普通でしょうに。
一刻も早く消費者至上主義が終わることを切に祈ってやみません。
と、消費者の悪口を言っても仕方ないので、
何かあった時に施設運営業が何を考え、どう動くのかに触れたいと思います。
実際のところ、どう動くかというよりも、「どうしてます」と言える環境を作るのが先決です。
これが消費者至上主義の招くネジレ現象なんですけども。
今回のコロナ騒動なんかは非常にわかりやすい例で、
お客様に対して「大丈夫です。」なんて言えるわけないじゃないですか。
飛沫感染はするけど空気感染はしない、けど空気感染っぽい事例は発生してる。これが現状。
「濃厚接触」って言葉が独り歩きして定義も知らない人が大半。
「大丈夫もなにも私コロナウイルス見えないんでww」
が正解なはずなんですが、それでは納得してくれないみたいなので
「ブッフェの営業は自粛しております」とか
「従業員もマスク着用の上業務にあたっております」とか
効果があるのかないのかわからない、わりとなさそうな具体策をひねり出して
頑張って対応してる感出すのが精いっぱいという風潮。
学校と違って政府から営業停止されてるわけではないので
結局のところ施設を運営するのも利用するのも自己判断なわけですよね。
利用者側には利用しないという圧倒的な自由があるわけですよね。
それでいて運営側がリスクと責任を背負わされている感がなんかこう、切ない。
つい先ほどにもパチンコ屋さんでの感染対策について
パチンコ屋さんにハンドルの消毒措置等を要請したという報道がありました。
なんでこう、事業者に対しての要請が先に立つんでしょう。
パチンコ屋とかマジ気を付けてね?って消費者に言うのではなくて。
そもそも不要不急の集まりに当たらないパチンコ屋さんの利用なんてあるんでしょうか。
業界団体との関係とか、経済状況への配慮とか
それはそれは複雑な事情があるんでしょうけども。
遊園地とかのレジャー施設や各種イベントが相次ぐ中、
パチンコ屋さんには「気を付けて営業してね」の違和感もありつつ。
多少なりとも運営業への深刻な打撃をフォローしながら
一般消費者、国民への正確で具体的な注意喚起と情報発信を行って欲しいものです。
あんまりまとまってなくてすんません。
でわでわ