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コロナ対策に見るマニュアライズ
こんにちわたいらです。
普段からマニュアル作成を生業としているのですが、
マニュアルにはさまざまなあるべき姿があります。
あくまで原則としては「理念」「手順」「評価」に加えて
「付帯知識」、「ケーススタディ」といったものを肉付けしていきます。
これらが揃って初めてスタッフをマネジメントすることができます。
「自粛と補償はセットだろ」のフレーズがトレンド入りしたように
4/10現在で今回のコロナ騒動においてスタッフを国民に置き換えて整理すると、
「手順」「評価」にあたる部分が圧倒的に内容が希薄であると言わざるを得ません。
「手順守ってくれないかなぁ、評価も考えてるからさぁ」
なんて言い分で組織がガバナンス構築できるはずもありません。
・理念
⇒3つの密を避けよう、不要不急の外出を控えよう
・手順
⇒リモートワーク推奨、飲食娯楽施設等の利用自粛
・評価
⇒罰則規定なし、雇用調整助成金、世帯給付金
手順については強制力を伴わない。
それもそのはず、「評価」という人参をぶら下げたくないから。
評価については「公平性」「慎重に」といった大義名分を掲げながら
真水10兆円そこそこで中身スカスカの108兆円とされる緊急経済対策と
8割の世帯は門前払いの世帯給付金30万円。
これでは国家という巨大な組織のガバナンスを構築できるはずもありません。
痺れを切らした小池知事が東京都都独自に「感染拡大防止協力金」として
最大100万円を支給すると発表しました。
完全に部下から突き上げを食らった感じですよね。
充分な補償が具体的に見えてくるのには時間がかかりそうですが
「理念」「手順」「評価」という一般企業が当たり前にやってることを
国としてプライド持ってスピーディーに進めてもらいたいものです。
でわでわ
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(a-tempo) 2020年4月10日 13:23 | 個別ページ
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